【東播磨高校野球部】感動をありがとう‼ ~センバツ甲子園初試合~
記念すべき東播磨高校の甲子園初戦が令和3年3月22日(月)に行われました!
当初21日(日)に試合が予定されていましたが、朝からの雨で順延が決定し、1日遅れでの甲子園初戦となりました。
対するは、大分の「明豊高校」。数多くのプロ野球選手を輩出し、秋の九州大会ではベスト4の成績を収めた九州の強豪です。
戦前は、苦しい試合展開が予想されていましたが、東播磨高校が本当に素晴らしい試合を見せてくれました!
その試合内容と感想、福村監督のコメントなどを少しだけ紹介させて頂きます。
【試合内容】
東播磨は1回表の攻撃でいきなり3点を先制!これ以上ない滑り出しを見せます。
しかし、その裏明豊が持ち前の打線で3点を取り、すぐさま同点に追いつかれます。
追いつかれた東播磨は3回表に1点を取り勝ち越しに成功、4-3としましたが、その裏明豊が2点を奪って、逆転されます。
東播磨は6回表に2死満塁から押し出し四球で5-5の同点としますが、その裏明豊の反撃で4点を奪われ、5-9と突き放されてしまいました。
東播磨が点を取ってはすぐに明豊が点を取り返すという苦しい展開。序盤は東播磨がペースを掴んだかに見えましたが、やはり相手は甲子園常連の強豪、そう簡単にはいきません。試合途中から降りだした小雨の影響もあり制球に苦しむ場面も多く、6回を終わって点差は4点。明豊ペースで終盤戦を迎えることとなりました。
しかし、ここから東播磨が脅威の粘りを見せてくれます!
7回表に犠牲フライや押し出し四球などで2点を取り、8-9と点差を1点に縮めると、投げてはエースの鈴木君が本来の調子を取り戻し、明豊打線を0点に抑えていきます。
一時このまま明豊ペースかと思われた試合は、1点を争う緊迫したゲーム展開のまま9回を迎えることになりました。
1点差まで詰め寄った東播磨高校。9回表の攻撃を残すのみとなりましたが、選手たちの顔に諦めの表情はありません。
『このまま試合を終わらせない』、『何としてでも1点をもぎ取る』、という強い執念が最後に奇跡を起こします。
先頭バッターが2ベースで出塁すると4番に代打を送り、きっちりと送りバントを成功。1死3塁とし、内野ゴロの間に3塁ランナーが絶妙なスタートを切り土壇場で同点のホームを踏みます!
福村監督の4番を下げてでも1点を取りに行くという執念の采配に選手たちが見事に応えた瞬間でした!
まさに監督と選手達、そして選手同士の日頃の信頼関係がもたらせた、これぞヒガハリの1点です。
試合は、9-9の同点のまま9回を終えて、延長戦に突入しました。
序盤の点の取り合いから一転、100球を超えた両投手の気迫がぶつかる投手戦となりましたが、11回裏、最後は無死満塁のピンチから暴投によってサヨナラ負けとなりました...。
※ベースボールチャンネル様より引用
結果はとても悔しいものでしたが、東播磨高校らしい本当に素晴らしい姿をみせてくれて感動しました!
"最後まで諦めない気持ち"
"全力でグラウンドを駆け巡る姿"
"ベンチでの明るい表情と声"
"自分たちの野球を信じる力"
緊張もあったと思いますが、心からこの甲子園という大舞台を楽しもう、自分たちの野球を信じようという気持ちが伝わってきて、とても嬉しい気持ちになりました。
公立高校が強豪に立ち向かい、くらいつていく姿に感動した方も全国に沢山いたのではないでしょうか。
東播磨高校の野球部の皆さん、本当にお疲れさまでした!
そして感動をありがとうございました!
試合後に福村監督からも直々にコメントを頂戴しました。
『この度、選抜高校野球大会出場に際して、応援ありがとうございました。
結果は残念でしたが、選手達は粘り強く戦ってくれました。少しは、甲子園に風を吹かせたかなと思います。これも、みなさんの応援の後押しが大きかったように感じています。
これから夏に向けて頑張ります。
今後とも応援よろしくお願いします。
東播磨高校野球部監督 福村順一』
福村監督には試合でお疲れの所、メッセージを頂き、本当にありがとうございました!
選手の皆さんはきっと悔しい気持ちで一杯だと思いますが、この貴重な経験を是非夏に、今後に活かしてまた"ヒガハリ旋風"を巻き起こして欲しいと思います。
愛運輸はこれからも東播磨高校野球部を応援していきます。